生活情報

「取調室にカツ丼を」その4

 まとめますと、こういうことですね。

 毎回、「お前がやったんだろう!!」なんて取り調べシーンを書いていたら、刑事が悪役になってしまうので、本物の刑事の仕事をよく知らない脚本家が「そうだ、何か食べ物をおごって、情にほだされて自白する、というのはどうだろう……?」なんて脚本を書いたのでしょう。そして、撮影現場の人達も本物の刑事の仕事なんか知らないから、「脚本にこう書いてあるんだから良いんだろう……」と撮影し、テレビで放送されたのです。

 本物の刑事も、忙しいし馬鹿らしいからテレビの刑事ドラマなんか見ないし、見たとしても「ああ、間違ってるな……」と思うだけで、テレビ局にわざわざ電話かけたりしないわけです。(そういう人は本当に暇な人ですから……)

 話自体は10何年も前のことでしょうが、永六輔の本に、こういうことが書かれてました。

 「今の医者は脈なんか見ません。心電図を見ます。その方が正確ですから。この間なんか、心電図が動いてるのに脈とって「ご臨終です」なんて言ってました。ドラマ作ってる人に言っておいてください。暇な医者が見てるぞって」

 わざわざ電話かける刑事や物知りな人がいたとしても、電話を受ける人と、ドラマ作ってる人は別な人間ですので、「ハイ、そうですか。申し訳ありません。ありがとうございます」で終わってしまうわけです。

 それで、テレビに流れた番組を見た人も、本物の刑事の仕事なんかよく知らないし、おちゃらけたシーンではない真面目なシーンだしで、嘘をやってると思わなくて、「ああ、刑事は取り調べのとき、ああやって自白させるんだなあ……」なんて思ってしまったわけです。

 そして、そういうドラマを見た他の脚本家も「あの人がやってるから良いんだろう……」と同じようなシーンを書いたりして、連発したから、「取り調べのとき、刑事はカツ丼をおごる」と定着してしまったわけです。

 しかし、今では真面目な刑事ドラマでは、どんな刑事ドラマでも「カツ丼をおごる刑事」などいないはずです。いつ頃から、いなくなったかというと、多分、昭和52年か53年ごろと思われます。「特捜最前線」の脚本を書いていた長坂秀佳さんが「プロデューサーが東大出身で、取材したいと言うと、いつも用意されてるのは、その道のエキスパートだった」と言っているのです。それで多分ですが、この時、「食べ物をおごる」というのは嘘、というのがわかって、脚本家の間に広まったのではないかと思うのです。

 それで、具体的に、「どの番組の何話で、誰がカツ丼をおごっていた」と正確に記憶してる人はいるのですかね?

 ほとんどの人は、そんな記憶を持ってないのでは(笑)?

 実は……、私は一つ知ってます。

 昭和49年の「スーパーロボット マッハバロン」に、そういう場面があるのです。

 捕まったロボットが刑事の取り調べを受けるんです。その時、刑事が「俺のおごりだ、食え」とカツ丼を差し出すのです。

 するとロボットは……、

 「俺、人間に生まれて刑事さんのカツ丼、食べたかったです」

 と泣き出すのです。

 「カツ丼をおごる刑事」というのは、こういうバリエーションを生み出すほど、一般化されていたのでしょうね。

 しかし、「カツ丼をおごる刑事」というのは「テレビが作った嘘」です。本物の刑事はそんなことはしません。やってたって「やってない」と言い張るはずです。

 それで、テレビの刑事ドラマの取り調べのとき、何で毎回、カツ丼をおごるのかというと、撮影の準備の都合というやつなんです。

 撮影の準備に手間取ると、そばやうどんだと、のびてしまうのです。
 (今、「ああ!!」と言ったでしょう。私もこれを聞いた時は「ああ!!」と声をあげました)

 テレビ創世記のスタッフは、この事実に気づき、試行錯誤を重ねて、「カツ丼が適当」と決まったんだそうです。(天丼だと、ライトの熱でコロモがみるみる変形してしまうんだそうです)

 だから、別の可能性もあります。脚本が先で、そばやうどんで試したら、のびてしまうのでカツ丼に決まったのではなく、ほかのシーンで、例えば、留置場での食事のシーンで本物の刑事の仕事なんか知らないから「多分、店屋物でも取るんだろ……」と現場の人間がカツ丼を出しているのを見て、脚本家が「あのカツ丼を利用して、何か話が作れないか?」と考えたかもしれません。

 つまるところ、「刑事がカツ丼をおごるのはテレビが作った嘘。本物の刑事は、そんなことしないし、やってたって「やってない」と言い張るはず」

 そして、「テレビの刑事ドラマでカツ丼が出てきてた理由は、撮影の準備に手間取るとそばやうどんだと、のびてしまうからです

 どこに分類して良いかわからない話なので、生活情報に分類しました。まあ、トリビアとして、人に話して自慢してください。

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「取調室にカツ丼を」その3

 実際の取り調べの場合、食事をおごって自白をさせる、というより、取り上げて自白をさせるという形になってしまうそうです。自白したら食わせる、という形で。

 「お前がやったんだろう!!」
 「だから、やってないって言ってるでしょう!!」
 「お前につきあってる、こっちも大変なんだぞ!!」
 「だから、やってないって言ってるじゃないですか!!」

 こんな感じで。

 本当は、軽い拷問になってしまうので、こういうやり方もしてはいけないのですが、こうするのが楽なので、どうしてもこういうやり方になってしまうんだそうです。水やお茶なら、無料でもらえますよ。水分まで断ってしまったら、完全に拷問になってしまいますから。

 警察に捕まった人間はみんな刑務所に入る、と思っている人がいるかもしれませんが、実際には留置場、拘置所、刑務所と三つがありまして、裁判で有罪になった人間が入れられるのが刑務所なんです。それ以前の人間は、逮捕から起訴されるまで警察署内の留置場で取り調べを受けます。起訴から裁判までの間は拘置所です。その拘置所に入れられている間、保釈金を払えば、拘置所の外で生活することはできます。誤解しがちですが、罪が許されたわけではありません。裁判になったら、呼び戻されます。裁判で有罪になるまでは「推定無罪」なので、外で生活することが許可されているだけです。裁判で有罪になれば、刑務所に入れられて、いくらお金を払っても、外に出ることなどできません。保釈中に逃亡すれば、保釈金は没収となります。アメリカには、保釈金を貸す会社があって、保釈中に逃亡した人間を捕える「賞金稼ぎ」が現在でも存在するそうです。スティーブ・マックイーン主演で「ハンター」という映画になったりしました。内容は完全にフィクションですが。

 留置場に入れられている場合、食事に簡易式弁当という飢えない程度の食事が支給されます。これがいわゆる「くさい飯」というやつです。留置場での扱いは比較的に自由で、カツ丼が食べたければ、自腹を切って購入することはできます。また、外からの差し入れも届けられます。このあたりは「それでも僕はやってない」の描写が正確でしょう。

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 しかし、刑事のポケットマネーから食事が出るということはありません。

 唐突に思い出しましたが、とある女優さんが、上京したての若い頃、お金がなくて食事が取れない。お腹が空いて仕方がないって時に、お母さんの「困った時はおまわりさんに頼みなさい」という言葉を思い出して、交番に行って事情を話したら、おまわりさんにカツ丼をおごってもらったという話をしてました。こういうのはОKなわけです(笑)。

 それで、「日本の刑事ドラマを四捨五入したら20年くらい見たことがない」と書きましたが、少し嘘がありまして、時々、何かを見ては「まだ、こんなことをやってるのか」とがっかりしてたのです。(「はぐれ刑事純情派」を一度も見たことがないのは本当ですが)しかし「踊る大捜査線」の映画を見るために、慌ててビデオで全話見ました。(「古畑任三郎」は刑事ドラマに数えません)

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 「踊る大捜査線」第一話のアバンタイトルで青島が取り調べの最中、「カツ丼食べるか?」と言っているのです。実は取り調べの練習で「刑事ドラマの見すぎだ……」というオチがつくのですが、これは構わないのです。理由は二つあります。次の三つの内、どれだと思います?

 1「おごるとは言ってないから」
 2「コメディタッチの刑事ドラマというスタンスだから」
 3「練習風景だから」

 答えは1と2です。おごるとは言っていません、聞いただけですから、「食べたい」と答えたら、お金を受取って食べさせてやればよいのです。「練習風景だから」といっても、「コメディタッチの刑事ドラマというスタンス」でなかったら、「警察学校で何を学んできた!!」と大説教を受けたあげく、刑事になれないというオチまでついていたかもしれません。「コメディタッチの刑事ドラマというスタンス」だったから、ちょっと怒られるだけで終了というわけです。

 つまり、「踊る大捜査線」はコメディタッチだが完全な嘘ではない、ギリギリセーフ、というわけです。
 しかし、

 「俺のおごりだ、食え……」
 「ううっ、刑事さん! おれがやりました!」
 「わかった、わかった、全てを吐いて早く楽になれ」
 「ハイ!」

 とやっていた昔の刑事ドラマは、感動的でシリアスなのかもしれないけど完全な嘘、というわけです。

 「踊る大捜査線」を見たとき、「ああ、日本の刑事ドラマも少しは進歩したな」と思いました。

 (次回、まとめに入ります。すこし長くなるようなので、二つに分けることにしました)

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「取調室にカツ丼を」その2

 まさか、こんな文章を書いている最中に冤罪事件が発覚するとは思わなかった。この文章は基本的に、刑事、検察官、裁判官 = 性善説に基づいて書いていますから、現実と違うとツッコんで来ないでください。

 それで、○○さんの話はどういうことかというと、簡単です。

 これは何年も前に書いた文章に加筆したものです。その時、「贈収賄になるので、おごったりしないと聞きました。しかし、小学校6年生の男の子に財布を盗まれたとき、刑事さんにコーヒーをおごってもらった」という人がいたのです。

 「被害者」だからです。

 これが殺人事件の「被疑者」と目星をつけられ、取り調べを受けてるとなると、待遇が変わってしまうわけです。
 だから、例えば、被害者兼犯人なんて事件がありますよね。夫と妻が強盗に襲われて、夫が死んだ。実は夫の保険金目当ての妻の犯行なんて事件が。その場合、最初は警察も知らないわけだから、妻に対して親切だったりするわけです。「大変でしたねえ」なんてコーヒーおごったりしても仕方ないんです。しかし、捜査が進んで、「どうも妻の証言がおかしい、妻が犯人なんじゃないか?」となってくれば、警察の態度も変わってくるわけです。

 それで、○○さんの話を読むと、

 「近所で覗き事件があり、知人が警察に長時間協力したが、何ももらえなかった」という人がいたのです。

 裁判のとき、「事件当夜、何が起こっていたか?」を説明するための書類を作っているのです。
 被告側の弁護士に「担当捜査官の利益による誘導があったと思われます」なんて言われたら、たまったもんじゃないので、何ももらえないわけです。

 ただし、警察の捜査に長時間協力した場合はもらえます。
 
 「あれ? それじゃもらえるんじゃないの?」と思った人は、よく文章を読むように。

 ○○さんの知人は、捜査に協力してるのではなく、「裁判に使う書類の作成」に協力してるのです。

 わかりましたね? 何ももらえないわけです。

 ただし、裁判に証人として出廷すれば、もらえます。

 ややこしくなったので整理すると、こうです。

 捜査に協力したが短時間     =  もらえない
 捜査に長時間協力した      = もらえる
 裁判に使う書類の作成に協力した = もらえない
 裁判に証人として出廷した    = もらえる

 「もらえる、もらえない」と書きましたが、「報酬」ではありません。あくまで「日当」です。だから、役に立たなくてももらえます。逆に「役に立ってもらう」目的で金を払えば「買収」になってしまうので、バレたら裁判で不利になるわけです。「バレなきゃ良いのか?」と言われたら、ハイ、バレなきゃかまいません(笑)。法廷では、「実際に起こったこと」と証明できなければ、それは「なかったこと」として扱われます。それに「扱われるべき」なのです。証拠もなしに「殺人を犯した」と認定されるわけにはいかないのです。「証人の買収行為」も、それにあたります。

 「白い巨塔」に財前側の弁護士が証人を買収しようとして、それに腹を立てた証人が患者側につく、という展開がありまして、「裁判のとき、なぜ買収のことを言わなかったんです?」と聞かれた患者側の弁護士が「証拠になるものがあれば良かったのですが、ないので、やった、やらないの水掛け論になるのでやめました」と答えるのです。

 

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 それではクイズです。次の内、日当が出るのはどれでしょう? 答えは出しません。

 A、「現場から逃げた人間? ああ、確かにいたよ。なんか赤い服着た女だったような……。
 B、「刑事さん、このファイルの中に私の見た人はいません」
   「ああ、そうですか。3時間もご苦労様でした」
 C、「まだ終わらないんですか~?」
   「お願いしますよ、相手側の弁護士に突っ込まれると困るんです」
 D、「証人が見たのは、あの人ですか?」
   「ハイ、そうです」
   「質問を終わります」

 実際の取り調べの場合、

 (この話、まだまだ続きます)

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「取調室にカツ丼を」その1

 この文章は、何年も前に某掲示板の「取調室のカツ丼は自腹って本当? 情報求む!」という質問への答えに、大幅な書き足しをした文章です。だから、内容はいくらか古くなっている部分もあります。タイトルは、「アルジャーノンに花束を」をもじってみましたが、失敗してますね。

 まず、何のために自白調書を取るのかというと、裁判のためなんです。

 法廷で被告が「刑事さんにカツ丼をおごってもらったのが嬉しくて、この人に手柄を立てさせてあげようと思って、つい犯行を認めてしまいました。本当はやってないんです」(A)なんて言い出したら、検察側は不利になるんです。
 当然、被告側の弁護士か裁判長が、被告の取り調べを行った刑事を証人として呼び出して証人尋問をするわけです。「あなたが被告にカツ丼をおごったというのは本当ですか?」と。
 ここで、「えっ? 裁判で刑事が証人として証言することなんてあるの? 刑事ドラマで、そんな場面見たことない」なんて人がいるかもしれませんが、実は刑事が裁判で証人として証言するのは、刑事の通常の業務の一つと言って良いくらい頻繁にあることなんです。それをテレビの刑事ドラマでやらない二番目の理由は「裁判で、刑事は脇役になってしまうから」です。一番目の理由は後述します。

 さて、「おごったというのは本当か?」という質問に、本当はおごってるのに「おごってない」なんてウソを答えて、後でそれがばれたら、その刑事は偽証罪とか法廷侮辱罪に問われることになるわけです。

 では、「おごった」と正直に答えたとします。当然、検事が「なんで、そんな取り調べの仕方をしやがった!!」と睨みつける中、質問は続くわけです。「おごった理由はなんですか? 誰でも良いから「自分がやった」と言わせて、自分の手柄にしようと思ったんですか?」と。

 ここで刑事が「ハイ!」と答えたら、法廷の人間は全員ずっこけるでしょうね。そして、物的証拠がゼロなら、そんな自白調書で有罪判決なんて出す裁判官はいないはずです。被告の無罪は確定。後で、この頭がおかしい刑事を被告とした別の裁判が始まるはずです。

 では「いいえ」と答えたとします。当然、「では、どんな理由でおごったんです?」と質問は続くわけです。それで、その理由をどう答えたかで、このパターンはいろいろ変わっていくので、別のパターンを考えてみることにします。

 連日「お前がやったんだろう!?」なんて取り調べを受けて、ヘトヘトになっている人に、「俺のおごりだ、食え……」なんてカツ丼をおごって、「どうだ、全ての罪を認めて楽にならんか?」とやったりしたら、中にはやってないのに「やった」なんて言い出しちゃう人がいるかもしれませんよね。その人が裁判のとき、(A)のセリフを言わなかったら、その人、無実の罪で刑務所行きになってしまうんです。

 こんなこと、絶対あってはいけないですよね? つまり、

 「俺のおごりだ、食え……」
 「ううっ、刑事さん! おれがやりました!」
 「わかった、わかった、全てを吐いて早く楽になれ」
 「ハイ!」

 なんてのはテレビが作った嘘。本物の刑事は「そんなことはしないし、やってたって「やってない!」と言い張るはず」。これが正解なんです。

 本物の刑事に「なんで、取り調べのとき、カツ丼をおごるんですか?」と質問したら、多分、こんな答えが返ってくるはずです。

 「何のことですか? 私たちはそんなことはしません」
 「えっ? だって、テレビの刑事ドラマじゃ、やってるじゃないですか」
 「それはテレビの話でしょう? 我々、本物の刑事の仕事と一緒にしないでください」
 「えっ? それじゃなんでテレビじゃ、やってるんです?」
 「知りませんよ、テレビの人に聞いてください。我々は忙しいし馬鹿らしいから、テレビの刑事ドラマなんか見てないんです」

 最後のセリフは本当に言いました。昭和55年か56年頃、久米宏のラジオ番組で「テレビの刑事ドラマ、どこまでウソかホントか」という企画があったのです。そこで、本物の刑事に電話をかけて、「テレビの刑事ドラマを見てますか?」と質問をしたのです。「いいえ、見てません。忙しいし馬鹿らしいから」「あ、やっぱり1時間で事件が解決しちゃうのとか(笑)?」「いや、そんなじゃなく、全部ですよ」と、その人は答えました。

 それで、テレビの刑事番組を作る人に「本物の刑事はカツ丼をおごらないのに、テレビの刑事ドラマでカツ丼をおごるのはどうしてだ?」と聞けば、多分、こんな答えが返ってくるはずです。

 「えっ? ダメなんですか?」
 「ダメって、知らないんですか?」
 「知りませんよ、知ってたらやりません」
 「知らないって、そんなんで良いんですか?」 
 「ふん! 我々は視聴率が取れれば、それで良いんです。大体、あなたたちだってピストル、バンバン撃ちまくる刑事見て「へっ! こんな刑事いるかい!」なんて思いながら、喜んで見ているわけでしょう? ピストル出す刑事は「いない」って思うくせに、カツ丼出す刑事は「いる」って、なんで思うんです?」

 ここまでざっくばらんに言う人も、あまりいないと思いますが、本音はこんな感じでしょう。つまり、「本物の刑事はカツ丼をおごらないのに、テレビの刑事ドラマでカツ丼をおごる」理由は、

 「本物の刑事の仕事なんか、実際はよく知らないから」です。

 そう、「刑事ドラマの中に、裁判で刑事が証人として証言するシーンがない」一番目の理由は、「本物の刑事の仕事なんか、実際はよく知らないから」なんです。

 それで良いのか、と聞かれれば、私はダメだと思いますよ。だから、私は四捨五入すると間違いなく刑事ドラマを20年ぐらい見てません。「はぐれ刑事純情派」なんて一回も見たことがありません。

 なんで、刑事ドラマを見なくなったかというと昔、深夜で「女刑事キャグニー&レイシー」という海外ドラマがあったのです。日本の刑事ドラマと違って、番組開始時に事件が起こって、事件解決とともに番組終了という内容ではなく、番組開始時、二人はすでに数件の事件を抱えていて、その中の一つか二つが解決したりしなかったりして終了という内容に「これが現実だよなあ……」と思うようになり、日本の刑事ドラマが馬鹿らしくなって見なくなったのです。(日本の刑事ドラマのように「番組開始時に事件が起こって、事件解決とともに番組終了という内容」の場合もあります)

 もちろん、きっちり調べて仕事している人間はいますよ。たとえば「特捜最前線」の脚本を書いていた長坂秀佳さんなんか、「刑事ドラマの中に、裁判で刑事が証人として証言するシーンがない」理由は、「裁判で、刑事は脇役になってしまうから」と知ってて、わざとやらないわけです。

 しかし、「西部警察」や「あぶない刑事」の脚本を書いてた柏原寛司のように、「本物の刑事の仕事なんか、実際はよく知らない」まま、いい加減な仕事をしている人間もいるわけです。「西部警察」や「あぶない刑事」のようにボコボコ殴って調書取ったってダメなんです。「殴ったら吐いた」なんて書いてある調書を受け取る検察官なんかいません。書いてなくたって、顔に青アザ作った人間が法廷に出てきて、「刑事に殴られて、仕方なく犯行を認めました」なんて言われたら、お終いです。憲兵の時代じゃないんだから……。

 「西部警察」や「あぶない刑事」は「ダーティ・ハリー」の真似なんです。

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 しかし、「ダーティ・ハリー」の場合は、こうなってるんです。少女を誘拐した凶悪犯「さそり」が、少女の歯を送りつけてきます。ハリーは「もう殺されてるんじゃないですか?」と予想するのですが、上司に「生きてる可能性もある」と言われ、取引に行かされます。「さそり」に暴行を受けるハリーですが、反撃に転じて「さそり」を暴行し、少女の居場所を聞き出します。そこに少女の「遺体」はあったのですが、「拷問で取られた証言は証拠にならない」と「さそり」は釈放されてしまうんです。

 つまり、「殴って調書取ったってダメ」を、ちゃんとやってるんです。

 しかし、それを真似してる「西部警察」や「あぶない刑事」は、「ああ、殴って取り調べしても良いんだ……」と適当に真似してるんです。

 それで……、

 (この文章、まだ続きます……)

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美味しいカレーの作り方

 私は自炊を始めて、10年以上になります。

 その間、カレーを何度も作ったのですが、満足いく味のカレーができたことがありませんでした。
 しかし、やっと満足のいく美味しいカレーの作り方がわかりましたので、書き残しますね。

 本格的なカレーの作り方ではなく、市販のカレールーを使った作り方です。
 材料は市販のカレールーの裏に書いてある4人分を参考にしてください(笑)。

 1、まずは肉に大さじ1の赤ワインをまぶします。これは肉を鍋やフライパンに焦げ付かせないためにする事なので、赤ワインがなければ省略してかまいません。

 2、当然、鍋かフライパンに油小さじ1で、肉の表面を焼いて取り出します。肉は牛でも豚でもお好みの物を。
   シーフードなら、もちろん1、2は省略ですね。

 3、玉ねぎ2個をみじん切り。油(あればオリーブ油)大さじ2で焦がさないよう6、7分炒めます。
   茶色くトロトロになるのを目指す感じで。

 4、炒めた玉ねぎを鍋に入れ、肉を戻し、水4カップを加え、煮立ったら弱火で20分煮ます。
   (赤ワインが余ってたら、水3.5カップ + 赤ワイン0.5カップでもOK)
   ブーケガルニを使うなら、入れておくように。

 5、ニンジンとジャガイモをいつもカレーを作る時の大きさに切ります。

 6、電子レンジを使います。
   それぞれ、水大さじ1を入れ、ラップをかけ、ジャガイモは6分、ニンジン4分加熱します。

 7、20分煮た鍋の火を止めて、(ブーケガルニは取り出して)カレールーを溶かします。
   火を付けたままだとカレールーがよく溶けないので、火は止めた方が良いんだそうです。

 8、ニンジン、ジャガイモを入れて弱火で10分煮込み、出来上がり。

 他にもいろいろ試したんですが、これがカレールーを使った美味しいカレーの作り方でした。

 多分ニンジン半分が残っているはずなので(笑)、連日、カレーはつらいでしょうから、翌日以降、豚汁にでも使いましょう。
  
 さて、カレーを食べた後、鍋にカレーがこびりついて落としにくいですね。

 トマトジュースをいれると落としやすくなるそうです。

 トマトジュースを入れて、鍋にこびりついたカレーを落とし、塩コショウで調味して、カレー味のトマトスープを賞味した後、鍋を洗いましょう。

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悪質なセールスの撃退法、後日談

 悪質なセールスの撃退法は、

 「とにかく断れ、理由など言わなくても構わない、買わない、いらない、という意志だけははっきり伝えろ」

 と言うことなんですが、

 目をつけられることだけも避けろ

 と言うのもあります。

 
 私は、うかつにも相手をして話してしまったため、目をつけられてしまったのです。

 と言うわけで、セールスを一旦撃退したものの、その後もセールス攻勢にあってしまったのです。

 もう本当に、セールスは

 「とにかく断れ、理由など言わなくても構わない、買わない、いらない、という意志だけははっきり伝えろ」

 で構いませんから。

 電話を取って、セールスだとわかった瞬間、無言で切っても、相手は構わずかけてきます。「どうして切っちゃったんですか? 今、そばまで来てるんで自宅に行かせてもらいます」なんて言ってるんですが、よく聞いてみると、周りで同じような電話をかけてる声が聞こえるんですね。だから、無視するんですが、それでもやはりかけてくる。
 そこで、私は交友関係が少ないんで、親しい人間に「最初、留守電にしてるから、留守電に切り替わってもいるかもしれないから、声掛けて」と言うことにしました。セールスの場合、留守電切り替わると、切りますから。
 家にいる時、セールスの電話がかかってきました。最初、留守電にして放置してますと、留守電に切り替わる寸前、「また留守かよおおっ!!」と声が聞こえてきました(笑)。

 留守電攻撃(?)は効くようです。(防御かな?)

 こういうこともありました。
 ある日曜の朝、留守電のこと忘れて、うっかり出てしまいました。
 すると、
 
 「○○の河合さんですよね」
 「ハア?」
 「明日、会社行っても良いですか?」
 「……」
 「明日、会社行っても良いですか?」

  ガチャッ(←電話切った音)
  その後、何言ってきても無視。

 上の会話で相手をしたら、「自宅で会う約束をさせられる」方向に持って行かれるんでしょうね。

 電話セールスは無視

 が肝心です。

 最終的には、こういう手に出てきました。

 ある日、本当に留守にしていて、帰ってきたら部屋の中からラジオみたいな声がする。「あれえ? ラジオなんかつけてたかなあ?」と家の中に入ると、留守電からの声でした。

 「もしもし、河合さん。(ゴニョゴニョ←聞き取れず)ですが、お荷物預かっているんで連絡していただきたいんですが。いるんですよね? 電話取ってください」
 
 それで、次にかかってきた電話を無視してると、留守電に切り替わった瞬間、電話は切れました。

 残っている伝言を、何度聞き返しても、ゴニョゴニョの部分は聞き取れません。
 やはり、これはセールスの電話を取らせる手断だったんでしょうね。

 あれで、電話を取っていたら、どうセールスの方向にもっていく気だったのか、興味はありますが、取らなくて良かった。

 これ以降は、セールスの電話はかかってきませんが、油断はできません。

 電話セールスは無視

 が肝心です。
 

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悪質なセールスの撃退法、その二

 前回「悪質なセールスの撃退法、その一」の続きです。

 セールスの断り方は、

 「とにかく断れ、理由など言わなくても構わない、買わない、いらない、という意志だけははっきり伝えろ」

 これこれ、こういう理由でいらない、などと説明する必要はありません。

 と言うことです。簡単ですが、これにつきます。

 それで思い出したのが、今回のホモに口説かれた友人の話です。
 (実は、連絡しあわなくなって、縁が切れてしまったのですが)

 部の合宿で、同室になった奴がホモで、最初、そのことを全く知らなかったそうです。
 それで、風呂からあがって、ワハハ、ワハハと互いの体をコブシや肘でつつきあいながら部屋に行き、ベッドに上がり「バカ、やめろよ~」とプロレスごっこみたく、くんずほぐれつの状態になったそうです。そうしてるうちに股間に攻撃が集中し始めたそうです。最初のうちは「冗談だよな? ふざけてるんだよな?」と思っていたそうですが、あまりにしつこいのと「触り方が変なんじゃないか?」と思い始めたら段々怖くなってきて、「ちょっと待て! ちょっと待て!」と真剣に止めて、「お前、ホモなのか?」と聞いたら「そうだ!!」と返事が返ってきたそうです。

 「それでお前、どうしたの?」
 「固まった!!」

 笑い
 「だって、固まるぞ!! そんな直球な質問に、そんな剛速球でど真ん中な答えが返ってくると思うか? それから、そいつ俺のことを口説き始めたんだよ!!」
 「なんて?」
 「わかんない。覚えてない」
 「ウソつけ。覚えてるだろ。てゆーか、忘れないだろ」
 「いや、忘れたとゆーか、聞いてなかったんだよ!!」
 「なんで、聞いとかないんだよ、そんな面白い話」
 「お前、俺の身になってみろ! そんな話、面白いなんて聞いてる余裕あると思うか?」

 答えなんか、よくわかってましたが、ここはこう答える場面でしょう。
 「ないの?」
 「ないよ!! そんな話聞いてだなあ、『あれ? そうかなあ』なんて思ったりして見ろ! ……大変なことになっちゃうんだぞ!!」
 「まあ、そうだけど」
 「だから、相手の話なんか聞かないで、とにかく必死になって断ったんだよ!! 『お願いだからやめてくれ! 頼むから助けてくれ! その気ないから!!』って!! でも、一つだけ覚えてることある」
 「なに?」
 「『なぜ、心を開かないんだ!!』!!」
 「なぜ心を開かなかったんだ?」
 「だって、心を開いてたら、ケツの穴まで開くことになってたろう!!」

 大爆笑
 「それで、そいつフテ寝しちゃったんだけど、怖かったぜええええ!!
  こっちが寝たら起きてくるんじゃないかと思って!! ベッドの上で体育座りして! ケツの穴引き締めて、一睡もしないで、そいつ見張ってた!!」
 「目の前で寝てるんだから、ケツの穴引き締めとく必要ないだろ」
 「でも、わかんねーじゃん!!」
 「わかんねーことあるか!! 幽霊じゃないんだから、魂がスッと抜け出て、ケツの穴からヒュッと入ってくるって、そんな馬鹿なことあるか!!」
 「でも、怖いだろ!!」
 「それで、目とかあったら、どうすんの?」
 「いや、そいつ背中向けてたから」
 「それは背中じゃなくて、ケツ向けてたんだよ。その気になったら、お前の方から来いというサインだったんだよ」
 「それで、次の日、みんなにそのことを話したんだよ」
 「うわっ、酷い奴だなー、黙っといてやれよ、かわいそうに」
 「そうなんだけど、しゃべったらあああ!!!!
  そいつ有名な奴で、知らないの俺だけだったんだよおおっ!!!!」
 「ええええっ!? ええええっ!! あっ、それで同室にされたんだーっ!!」
 「そうなんだよ!! 俺、生け贄にされてたんだよ!!」
 「あれ、それじゃしゃべって良かったんじゃないの?」
 「えっ? なんで……?」
 「だって、黙ってたら、周りの連中に、
  『あいつ、平気な顔してるけど、本当は姦られちゃってるんだよなあ』
  とか思われてたかも」

 間
 
 「ああああっ!!!! あーっ!!!!」

 この後も、ダラダラ話は続いたんですが、一番面白いところは過ぎてしまったので、終わります。

 実は、セールスの時も「なんで心を開いてくれないんですか?」とか言われてたんですよ。その時思い出せば良かったんですが、本当に思い出さなかった。

 あの時、心を開いていたら、今頃、ケツの穴が開くような大変な事になっていたかも知れません。

 皆さん、ホモとセールスに心を開かないように。

 ケツの穴まで開いてしまいます。

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悪質なセールスの撃退法、その一

 私は春先(3~5月)、体調が良くないのです。突然、体に痺れが走り、「なんだ?」と思ったら、3月1日だったりしたことがありました。油断すると39度なんて熱が普通に出ます。

 気がついたのは大人になって会社の健康診断で「毎年、この時期に熱出してるわね。春先、調子悪いのかしら」と言われてからです。まぬけな話ですが、その時初めて「子供のころから、そうだった!」と気がつきました。

 一番酷かったのは1980年4月1日です。なぜ、そんなにはっきりと日付までわかるのかと言うと松田優作の「探偵物語」の最終回の日だからです。

 39度を超える40度近い熱を出していたのですが、当時はビデオなんて結構なものがなかったので、「「探偵物語」の最終回は絶対見るんだ」とテレビの前に蒲団をひいて、ハアハア言いながら見てました。
 40度近い熱があるなら、病院に行って入院した方が良いのではないかと、今は思いますが、なぜ親が病院に連れて行ってくれなかったのか、わかりません。

 それはさておき、そんな状態では内容なんて頭に入りません。
 気がついたら、松田優作が傘を振って歩いてました。

 そんなわけで「探偵物語」の最終回を、私は再放送で見ました。

 今年も3月21日から体調が思わしくありません。

 それで思い出したのが、今回の話。

 何年か前にも38度を超える熱を出して、寝込んでいたのですが、そこへ不動産セールスの電話がかかってきたのです。

 午後の4時頃、電話がかかってきたのです。「熱出して寝てた」なんて言ってしまったのが、運のつき。
 一旦は切ったものの、また8時頃に電話がかかってきました。
 その時は、食事の後の皿洗いをしてたので、しばらく放っておいたのですが、留守番電話に切り替わったところ「お宅にお邪魔させていただきます」なんて言われて、カッとなり「来たら、警察呼ぶぞ!!」なんて出てしまいました。

 それから、2時間ねばられてしまい、ついに「明日会う約束をさせられる」ところまで来てしまいました。
 (その日は木曜日でした。「とんねるずのみなさんのおかげでした」がやってました。ゲストは松方弘樹だったような……。違ったかも)
 自分では、しっかりしているつもりだったのですが、38度を超える熱が出てると、考える力が失われるものです。
 「明日会うと何かに書いてください」と言われ、ペンを取り、本当にそう書くところでした。

 ところが、私が「それで会社の名前は?」と聞いた途端、形勢は逆転したのです。

 それまで立て板に水のように弁舌爽やかにまくしたてていた相手の言葉がしどろもどろになったのです。

 「あやしい!!」と気がついた私は、会社の名前を突き止めようと何度も聞きました。名前を聞き出したら、電話番号を聞いてやろうと思いました。

 それでも相手は自社の名前を言おうとはしません。
 「三者合同の……(何とかかんとか)」とモゴモゴ繰り返すだけです。

 頭にきた私は電話を切り、また蒲団をかぶりました。

 また電話がかかってきたのですが、今度は出ませんでした。「なんで突然切っちゃったんですか?」なんて言ってましたが、無視しました。

 それからしばらくして「こういうときのためのインターネットではないか」と起き出して、「悪質なセールス 撃退」で検索して、わかったのですが、

 「自宅で契約すると、クーリングオフできない」

 のです!

 それで自宅で会おうとしていたのか、と愕然としました。
 「熱出して寝てた」なんて言ってしまったのもまずかった。相手に「しめた!」と思わせてしまったのですね。

 もし「明日会う」と書いていたら、どんなに断っても「会う契約が成立してる」とか言われて押し切られていたことでしょう。
 それに、電話をかけてきた相手が来るとは限りません。もっと強面の明らかに、そのスジの方とわかる人が来ていたかも知れません(笑)。

 本当に危ない所でした。完全に土俵際まで追いつめられていたのですが、土壇場でうっちゃりをかましていたようです。

 みなさん、電話セールスが全て悪質とは限りませんが、悪質な電話セールスも間違いなくあります。

 気をつけてください。肝に銘じてください。

 「自宅で契約すると、クーリングオフできない」

 自宅で契約しようとする相手は、クーリングオフをさせない気です。警戒が必要です。もう絶対に拒否しても構いません。

 これも大事なことですが、絶対にキレて暴言を吐いてはいけません。

 「バカ野郎!! 殺すぞ!!」なんて言うと、「名誉棄損です、訴えますよ」とか言われてしまうそうです。

 私もキレなくて良かった。

 「電話をうかつに取るな」

 相手が何を言ってこようとも無視してかまいません。電話を取らせるために、相手はどんなことでも言ってきます。しかし、取ってしまっては相手の思う壺なのです。

 「とにかく断れ、理由など言わなくても構わない、買わない、いらない、という意志だけははっきり伝えろ」

 これこれ、こういう理由でいらない、などと説明する必要はありません。相手はわからないフリをしますから。

 電話なんか一方的に切ってしまってかまいません。「そんな失礼な事はできません」と言う方は、どうぞご自由に。あなたの貴重な時間とお金を相手にいくらでも捧げてください。私の知ったことではありません。

 それで思い出したのですが……、(次回につづく)

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絶対盗まれない傘

 私は中学の頃から、よく傘を盗まれました。

 成人してからも、傘を盗まれました。

 なぜ、人の傘をためらいもなく持って行く人が普通に存在するのかわかりません。

 しかし、傘泥棒が普通にいることを嘆いていても仕方ないことです。

 そこで、傘を盗まれない方法を考えることにしました。

 そして、絶対盗まれない傘を、思いつきました。

 (ただし、この絶対盗まれない傘には致命的な欠陥があります)

 盗まれる傘には、2つの特徴があります。

 1、デザインの良い傘。
 2、皆が差すような、地味な傘。

 ということは、その逆の傘を差せば、盗まれないはずです。

 (もうオチが読めた人がいるでしょうが、先に進みます)

 誰も差さないような変態的なデザインの傘を差せば良いのです。

 私は、誰も差さないような変態的なデザインの傘を探しました。

 そして見つけました

 こんな色に、宇宙人のグレイの顔がプリントされた傘を買いました。

 これを見つけた時は、「こんな傘を誰が買うんだ?」と思いました。
 
 (ここにいるけど)

 この傘を指すようになってから、傘を盗まれないようになりました。

 しかし、この傘には致命的な欠陥があります。

 もう、オチが読めてる人がいるとは思いますが、ハイ、そうです。

 この傘を差してると、物凄く恥ずかしいということです。

 ……。

 まあ、差してましたがね。

 本当に盗まれなかったのですが、結局は盗まれました。

 雨の日に、デパートの食品売り場に買い物に出かけた時、立てかけておいたのを置き忘れ、持っていかれてしまったようです。

 相手にとっては罰ゲームでしたでしょう。それが些細な救いです。

 今度は、買い物の時、邪魔にならないように、側に立っている傘を考えます。
 (実は、もう考えたのですが、「王様のアイディア」あたりで、もう作られてそう)

 と思って、検索してみたら閉店してるー!!

 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8E%8B%E6%A7%98%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2

 超意外な展開!!

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超ビデオ整理法

 最近はHHDレコーダーなんてのが出来て、便利なようですね。
 持ってないので、どのように便利なのかわかりませんが。
 私は持ってないのに、親が持っていて、使い方を私に聞いてくるのです。
 持ってないんだっつーの。
 
 まだ私のように、レンタルはDVDが多いが、録画はVHSビデオが現役という人もいるでしょう。
 
 そういう人は、こんな事はありませんか?

 とっさに録画したい番組があった時、空きテープが見つからない。
 空きテープだと思って、ビデオに入れたら、まだ見てないテープだった。
 仕方ないので新しいテープを下ろしちゃった。
 まだ見てないテープを見ようとしたら、それがどこへ行ったかわからない。
 
 そんなことはありませんか? 私なんかしょっちゅうでした。

 しかし、ある方法を思いつき、見事に解決しました

 野口悠紀雄の「「超」整理法」を読んで、思いついた方法を教えてあげちゃいましょう。

 

「超」整理法―情報検索と発想の新システム (中公新書) Book 「超」整理法―情報検索と発想の新システム (中公新書)

著者:野口 悠紀雄
販売元:中央公論社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 ラベルを貼ったり、書き換えたり、いちいちビデオに入れたりしないで、テープの中身を把握する方法です。

 ちょっとした、初期投資は必要ですが……。

 まず、空きテープを7本用意します。ラベルを貼り、1本づつ、「月」「火」「水」「木」「金」「土」「日」と書きます。もう、する事はわかりましたね? 「月」のテープには、月曜日に録画する番組を。「火」のテープには、火曜日に録画する番組を。「水」のテープには、水曜日に録画する番組を……と録画していく訳です。

 これで、いちいちテープをビデオにいれて中身を確認する必要はなくなるはずです。「自分が月曜日に録画する番組といえば……」と想像すれば、なにを入れたかくらい簡単に想像つくはずですから。(年末年始の特別番組等、どうしても忘れてしまいそうな場合は、付せんを貼っておく、ケースにメモを挟んでおく……で、OKのはず)

 この方法の利点は、ある曜日のテープがいっぱいになった時、それを次に使用するまでに一週間の余裕があると言うことです。その間に見てしまえばよいのです。(その間にも見られなかった、なんて人は面倒みきれません)

 も一つ、「月」に録画する番組が「名探偵コナン」だけだった、「名探偵コナン」だけでいっぱいになった、という場合、ラベルを貼り替えれば、あらビックリ! アニメ「名探偵コナン」オンリーのテープの出来上がりです。(画質が悪い上に、CMカットしてないテープを持っていても仕方ないと言う人は、大人しくDVD買うように(笑)!)

 録画してない曜日のテープが無駄だと思う人は、こう考えましょう。使わない曜日のテープを抱え込んでるのは、とっさの録画のために空きテープを抱え込んでおくのと同じだと。または、整理してないギチギチの本棚を整理したら、スカスカなったと言うことはありませんか? そのスカスカの空間が出来たと。どうしても、無駄に思えるという人は、その曜日のテープは作らなきゃ良いんです。(最初から、そう言え)
 私は、なにが入ってるかわからないテープを7本以上換え込んでいたのでいたので、迷わず7本作りましたが……。

 本当に、これは便利ですよ。ビデオに、テープを入れたり出したりする時間が格段に減ります。

 あまりに便利なので、「伊東家の食卓」にでも送ろうかと思ってたら、

 番組終わっちゃった。トホホ……。

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