特撮

「豹マン」

 「豹マン」についても忘れないうちに書いてしまいましょう。

 「豹マン」はPプロが制作した特撮番組のパイロットフィルムです。それをいつの頃か、ビデオ化して発売したのか、レンタルしていたのですね。

 Pプロは正確には、ピー・プロダクションと言います。ここでは略します(笑)。特撮番組だけでなく、アニメも製作するので、特撮場面にアニメを使ったりするのも、特色の一つです。「マグマ大使」もミサイル発射場面にアニメを使用していて、なかなか迫力がありました。

 豹マンは、ジャガーマンとも表記するようですが、ビデオの中では「バビロニアの神よ、豹マンに力を~!」と叫んでいたので、豹マンが正しいのでしょう。(声は納谷六郎)

 かなり忘れてますが、少年少女、二人の姉弟に協力して悪と戦う正義のヒーローらしく、銀河系太郎という探偵が変身するようです。(この名前はどうだろう?)
 
 金色の彫刻のような豹の顔をして、体は白の全身タイツのような姿にマントといういでたちです。(アニメで、サッ! サッ! と姉弟の前から去っていきましたね。これではわからないと思いますが)

 サンダーバード2号のように、バンをコンテナみたいに収納して空を飛ぶ飛行機が出てきました。デザインがイマイチでしたが、これは玩具にすると売れそうでした。

 それで、「バビロニアの神よ、豹マンに力を~!」と叫んで巨大化して怪獣と戦ってました。

 ヒーローの姿にイマイチ、魅力がないために、フジテレビ側に拒否されたそうです。(少し納得)

 それで新しく製作されたパイロットフィルムが「豹マン」です。

 こっちが「ジャガーマン」と呼ぶかは忘れました。
 スタイルは豹らしさを増した、毛の生えたデザインです。改造手術を受けて、豹の力を手に入れたヒーローらしいです。武器は一閃させることで大木をも切断するマントと、ヒゲ手裏剣です。顔に生えたヒゲがヒュンと飛んで敵に突き刺さるわけですが、マントはともかく、ヒゲはどうでしょう?

 こちらはフジテレビ側の編成の都合で、没になったそうです。しかし、これが後に「快傑ライオン丸」になるのですね。

 他にもPプロには、「シルバージャガー」というSF作品がありました。特殊メイクを利用して、豹のマスクをしたヒーローなわけです。
 こちらもパイロットフィルムが作られましたが、放送はされませんでした。
 特撮専門誌「宇宙船」で写真や設定が公開されてました。かなり出来上がってるようでしたが。

 Pプロの社長、うしおそうじ氏が、何かのインタビューで「パイロットフィルムを何本も作って、番組が放送できないんじゃ、会社が立ち行き行かなくなるのも当然です」と言ってました。他にも「電人ザボーガー」とか、独特な魅力のある作品があるのですが「冒険ロックバット」を最後に活動らしい活動をしなくなります。(「シルバージャガー」で再起するはずでしたが)

 ウィキペディアの記述を見ると、Pプロは倒産したわけではなく、存続してるようです。一体、どういう形で続いてるのかわかりませんが、現社長はうしおそうじ氏の御子息で作曲家の鷺巣詩郎氏です。(「新世紀エヴァンゲリオン」の音楽で有名ですな)

 やはり、パイロット版をビデオ化したものを、うろ覚えの記憶で書いても、書けることは少ないですね(笑)。

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「魔人ハンターミツルギ」

 「魔人ハンターミツルギ」は1973年の1月から3月までフジテレビで全12回が放送された特撮番組です。
 
 12回しか放送されなかった「魔人ハンターミツルギ」ですが、日本のテレビ特撮史において非常に重要な意味と地位を占めています。
 それは特撮場面で人形アニメ(モデル・アニメーション)を使用しているからです。

 人形アニメは、その独特なカクカクとした動きに非常に味わいがあり、粘土アニメ(クレイ・アニメーション)とともに、CG全盛となった今でも、ティム・バートンの「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」や「コープス・ブライド」などの新作が作られる技術です。(クレイ・アニメの方は「ウォレスとグルミット」や「チキン・ラン」などですね)

 ところが、人形アニメを作るのには、とにかく時間がかかる。一コマ、一コマ、コマ撮りですから。
 人形を設置し、少し動かして撮影、少し動かして撮影、と時間がかかる。ティム・バートンも「マーズ・アタック!」の火星人を、人形アニメで撮影したかったそうですが、「時間がかかる!」と説得されて、人形アニメ風にカクカク動くCGで妥協したそうです。

 それを週に一本、放送しなければならないテレビ番組で放送するなんて、無謀としか言いようがない。しかし、「魔人ハンターミツルギ」は、それをやったのです。昔、円谷プロでも「恐竜探検隊ボーンフリー」という作品で、人形アニメに挑戦しましたが、見てみると意外と、人形アニメの部分が少なくてガッカリした記憶があります。昔、見たのですが、覚えているのは傷ついたプテラノドンが崖を上り、滑空するという場面を覚えています。滑空する場面は操演でした。(要するに「吊り」です)

 そんなわけで全く期待せずに「魔人ハンターミツルギ」を見たのですが……って、えっ!?

 「なぜ「魔人ハンターミツルギ」を見たのか?」って? 実は某レンタルビデオ店が閉店しまして、在庫のビデオを処分していたのです。そこで売りに出ていた「魔人ハンターミツルギ」を保護してきたんですよ!!

 しかし、他に目当ての作品もあったのですが、残念ながら敵もさるもの(笑)、他に「狂気人間」の入った「怪奇大作戦」とかPプロの「豹マン」とか貴重すぎるものは売りに出ていませんでした。(ウソじゃないですよ)

 まあ、とにかく「魔人ハンターミツルギ」を見たのですが、驚いた驚いた。特撮シーンは、本当に人形アニメばかりなのです。

 「恐竜探検隊ボーンフリー」でプテラノドンの滑空シーンが操演だった、と書きましたが、9話の登場怪獣べラドンの滑空シーンは人形アニメなのです。羽根が風になびいているのですが、それがモデルアニメーションでなびいているのですよ。これは凄い手間のかかる仕事です。滑空シーンは操演で撮影しても良いのではないかと思うんですが。
 それだけではありません。向かいあったミツルギと怪獣がダダダッと駆け寄るシーンで、互いの足がアップになるという場面があります。これなんかも着ぐるみを用意して、駆け寄る足を撮影した方が早いはずです。それなのに、モデルアニメーションで撮影してるんですよ。これなんか、人形アニメの撮影方法の苦労を知っていると、凄いとしか言いようがありません。

 12回しか放送されなかったのは、不人気が原因なのではなく、手間がかかりすぎて12回しか作れなかったのではないでしょうか?

 もっとも人形アニメの部分が凄くても、内容がどうだったかと言うと、「う~ん?」と唸らないわけにはいかない代物です。

 時は徳川家康が江戸に幕府を開いた頃。多分、現代を舞台にすると、町並みなどのミニチュアを用意しなければならないので、江戸時代を舞台にしたのでしょう。江戸時代にすれば、ミニチュアを用意せず、荒野を舞台にしても違和感がなくなりますから。
 しかし、それなら敵を忍者とか妖怪とかにすれば良いのに、なぜか宇宙人なのですよ。ところが、そのデザインも宇宙人ぽさが全くない、赤い着物を着た干からびたドクロの怪人で、「魔人さそり」と言います。手下のデザインも、どうも忍者っぽい……。さそり座から来たのでしょうが、それならサソリっぽいデザインにすれば?
 そして、ミツルギ三兄妹、銀河、彗星、月光は、「ミツルギ参上! 智!」「仁!」「愛!」と叫んで秘刀を合わせ、稲光とともに巨大神ミツルギとなります。しかし、この三兄妹のスタイル、時代劇なのにプラスチック製っぽい(実際、プラスチックなのでしょうが(笑))ヘルメットをかぶっているので、他の登場人物と違和感がありすぎる。

 どうも設定にチグハグなところが多すぎる上、話も単調なものが多く、やはり人気番組になりえるとは言い切れないようです。

 設定や話にもひねりがあれば、人形アニメがたくさん、見れたかも? 
 いや、やはり作れなかったかな?

 今回、保護してきたのは、未見だった後半4話、9話から最終回の12話なのですが、 人形アニメ的に見どころがあるのは既に見たことがある5話から8話だったようです、失敗しました。
 5話の上半身が骨、下半身が蜘蛛、右手が剣で左手が鉤爪というグラグランなんか人形アニメでないと動かせないスタイルでした。
 8話のモグロンは、地下に潜りミツルギを翻弄するという印象的な戦いをしました。最期はミツルギの投げた盾に首を切断されます。

 ミツルギの必殺技は、胸から連射する短刀型のミサイル(?)です。名前ぐらい叫べばよいのですが、叫びません。主題歌が流れるだけの戦闘シーンも単調ですね。主題歌の『走れ! 嵐の中を』自体はカッコいいのですが。

 調べてみると、DVD化されてます。(アフイリエイトできませんでした)カスタマーレビューがないところをみると、誰も買ってないのですかね?

 見どころは、人形アニメしかないようなもんですからねえ。

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「ゴジラ」に関する誤解、その一「出現」、補足

 「ゴジラの逆襲」以降、「メカゴジラの逆襲」までなかったことにして、1984年に再び「ゴジラ」が大人向けに作られるとなった時、星新一氏は報知新聞のインタビューへ、こう言ってのけました。

 「二度目のストリップなんて、早く脱げとしか思わない。ゴジラが出るまで勿体ぶったり、有名な俳優が出たりするなら、私は見ない」

 前回、私は「逆に言うと、我々はもう二度と昭和29年の観客と同じようにゴジラ初登場のシーンで、悲鳴を上げてのけぞることはできないのです」と書きましたが、星新一氏は見事に看破していたのです。

 その結果、と言うべきか、84年に公開された「ゴジラ」はどうだったかと言うと、これが見事なまでに星新一氏が見ないと言った内容と一致していたのです……。(いつも思うんだけど、少しはタイトル変えてほしいよなあ……。区別つけずらいんだよ。「新ゴジラ」とか「ゴジラ84」とか、ちょっと付け加えるだけで良いのに。そう思いません?)

 

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 ゴジラが出るまで勿体ぶったあげく、非常に芸のない出現の仕方をしています。
 そして小林桂樹と、有名な俳優が出ています。
 多分、星新一氏は見ないまま、亡くなられたんでしょうね。

 昭和30年に作られた続編「ゴジラの逆襲」は、高い評価を受けているとは言えませんが、ゴジラの出現シーンだけでも、84年版「ゴジラ」より勝ってます。本当に10分くらいで出てきますから。

 

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 84年版「ゴジラ」の続編として作られた「ゴジラVSビオランテ」も、すぐに出てきます。

 「ゴジラ」ではないのですが、「エイリアン2」もすぐに出てきます。
 「あれ、そうだったっけ?」と思った人は、忘れているだけです。

 「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」は、勿体ぶってますね。評判良い映画ですが、「二度目のストリップなんて、早く脱げとしか思わない」という星新一氏の言葉が染み付いている私には「早く出せ」とストレスがたまりました(笑)。

 次作「ゴジラ×メカゴジラ」のように、早々と見せてしまった方が良いと思います。

 それでは、我々は本当に、もう二度と驚けないのかと言うと、そういうわけではないように思います。
 「モスラ対ゴジラ」の、ゴジラとモスラの出現は秀逸です。

 

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 演出は「ゴジラ」と同じ、本多猪四郎。本多猪四郎監督が、「ゴジラ」でゴジラが出るだけで観客がのけぞるほど驚くと意識して演出したかはわかりません。しかし、「モスラ対ゴジラ」で本多猪四郎監督は、ゴジラとモスラの出現を意識して演出したようです。

 モスラの出現は、こうなってます。
 小美人と主人公が話していると「それじゃ、モスラも来てるのかい?」となります。
 「はい、あすこに!」
 「どこ? どこ?」
 と見ると、巨大なモスラが、静かにそこにいると……。

 わかっていても、結構、印象的なシーンです。

 ゴジラの出現も、わかっていても何度も見たくなるようなシーンです。

 「何か動いたわ!」と見てると、水蒸気がブワッと吹き出します。土の中から、巨大な尻尾が勢いよく出てきて、ガイガーカウンターがガガガッとなり出す。土の中から、ゴジラの印象的な背びれが出てきて、土を払い落しながら、ゴジラが全身を表わし、正面を向く。

 これぞ正しく「徐々に出てくる」ですな……(笑)。
 
 本多猪四郎監督の遺作となった「メカゴジラの逆襲」で、ゴジラは少年たちの叫びに応じて現れたように見えるのです。
 かつて「宇宙船」のロングインタビューで、そのことに聞かれた時、「あの時、ゴジラはもう子供向けになってたから、サービスとして入れた」と答えました。
 本多猪四郎監督は、意識してシーンをつくれる非凡な監督だったと言えます。
 しかし、逆に言うと怪獣映画をうまく演出できるために、怪獣映画ばかり撮らされた、不遇な監督とも言えます。

 他の怪獣で印象的な出現をするのは、キングギドラでしょう。
 けれんみ溢れてますね。

 

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 「ゴジラ対メカゴジラ」でのメカゴジラの出現も印象深いです。
 これも何度も見たくなりますよ。
 演出は福田純監督。

 

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 「ゴジラVSスペースゴジラ」は、スタッフを見ただけで、駄作とわかるような代物ですが、予告編で見たモゲラの登場シーンがカッコ良くて、そこだけは見どころに値すると思って見に行ったのです。ところが、実際に映画館で見てみたら、モゲラがただストンと着地したのには驚きました。
 どうも予告編と映画本編を編集した人は別人のようです(笑)。ひょっとして手塚昌明監督かな? わかりませんが。だから、「ゴジラVSスペースゴジラ」の見どころは、予告編のモゲラ出現シーンです(笑)。

 ところで、前回の「後編」に早速エロいトラックバックがついたので、何でかなあと考えてみたところ、「二度目のストリップ」に反応したのだと気がつきました。

 やはり、これにもエロいトラックバックがつくのでしょうか?

 今回、タイトルを「「ゴジラ」に関する誤解、その一」としましたが、その二、その三があるのかというと、気分次第ということになります。

 

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「ゴジラ」に関する誤解、その一「出現」、後編

 「なぜ、当時の観客は「ゴジラが初登場したシーンで、悲鳴を上げてのけぞった」のか?」

 その謎を解くには、村人たちが一斉に「ワーッ!!」と山の向こう目指して走っていく理由がわからなかればなりません。

 その謎を解くヒントの一つは、アルフレッド・ヒッチコックの「サイコ」です。

 二つ目のヒントは吉村昭の「羆嵐」です。

 

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 北海道の三毛別(現:三渓)六線沢で起きた三毛別羆事件を元にした小説で、徹底した取材に定評のある吉村昭氏の筆によって昭和初期ごろの日本人と熊の関係が書かれています。
 それによると、当り前なのかも知れませんが、現代人と熊の関係と、昭和初期の日本人と熊の関係は、全然違うんですね。

 今、「人里に熊が現れた」となるとどうなりますかね?
 住民は不安に怯え、地元の猟友会に頼み、警察はパトロールして……、となりますが、昭和初期となると、「人里に熊が現れた」なんて、結構ざらにあったことなんだそうです。

 そうなると、今と全然感覚が違ってくるんですね。
 今は、過疎化が進んで、地方の村には女、子供、老人しかいませんが、戦争が終わって9年しか経ってない昭和29年ぐらいだと、「戦争行って鉄砲撃ってきた」なんて人が、その辺にゴロゴロしてたんです。しかも、銃刀法がありませんから、武器もその辺にゴロゴロあります。(銃刀法の施行は昭和三十三年。ゴロゴロしてるという表現は、適当ではないかも知れません。ただ、入手や所持は簡単と言うわけです)
 
 だから、「人里に熊が現れた」となると「みんなでやっつけよう!」となるんだそうです。
 「やっつけて、食っちまおう」となるんだそうです。肉の流通が困難だった土地では、貴重なタンパク源でもあったそうです。
 そして、一番活躍した人が一番おいしいところを食う権利があったりしたそうです。

 それで、話を「ゴジラ」に戻します。

 映画の登場人物たちは、ゴジラが何か全然わかってないわけです。
 武器もその辺にゴロゴロあって、「戦争行って鉄砲撃ってきた」なんて人がその辺にゴロゴロいるわけです。
 「人里に熊が現れた」となると、「みんなでやっつけよう!」となるんだそうです。

 だから、「ゴジラが来た!!」と聞いた人たちは、こう思っているわけです。

 「ゴジラ? 何それ? なんか知んねえけど、大きいつったって、熊程度なんだろ? 村人全員でかかればどうにかなるんだろ? じゃあ、みんなでやっつけよう!!」

 だから、村人たちが「山の向こうに何かがいるぞーっ!!」と言って、一斉に「ワーッ!!」と山の向こう目指して走っていく理由は……、

 ゴジラを退治しに行くんです。

 ↑ の文章を読んで、「ハア?」と思った人は、「「ゴジラ」に関する誤解、その一「出現」、前編」から読み直してきてください。

 映画の登場人物たちは、ゴジラが何か全然わかってないわけですよ?
 武器もその辺にゴロゴロあって、「戦争行って鉄砲撃ってきた」なんて人がその辺にゴロゴロいるんです。
 「人里に熊が現れた」となると、「みんなでやっつけよう!」となるんですよ?

 だから、「ゴジラが来た!!」と聞いた人たちは、こう思うわけです。

 「ゴジラ? 何それ? なんか知んねえけど、大きいつったって、熊程度なんだろ? 村人全員でかかればどうにかなるんだろ? じゃあ、みんなでやっつけよう!!」

 映画の中で村人たちは実際に、手に鉄砲や刀を持っているんです。その手の鉄砲や刀でゴジラと戦うつもりでいたんです。

 だから、映画を見てる人たちも、↓ のように思ってたわけです。

 「ああ、この人たちは、これからゴジラをやっつけるんだなあ……」

 そしたら、山の向こうから、もう一つ山みたいな顔がヌウッと現れたんです。

 ギャアアアアアアッ!!!!!!

 と悲鳴を上げてのけぞった理由がわかるでしょう?

 しかも昭和29年

 今、特殊撮影技術の方法を知らない人なんていないでしょう? 成人した人で、合成だのCGだの知らない人はいないでしょう? そんな人がいたら珍しいでしょう? ところが、昭和29年には、特撮映画を見るのが、これが本当に生まれて初めてと言う人が大勢いたんです。
 だから、「あれは一体、どうやって撮影したんだ!!」という驚きもあったはずです。これは大袈裟かも知れませんが「どこかに本当に、あんな大きな生き物がいて、それを捕まえてきて撮影した!!」とまで思った人が、いたかも知れません。

 つまり、「ゴジラが徐々に現れるから、驚く」というのは間違い。

 当時の観客が「ゴジラが初登場したシーンで、悲鳴を上げてのけぞった」理由は、

 1、あんなに大きいと思ってなかった
 2、それが、いきなり現れた
 3、どうやって撮影したかわからなかった

 この3つの理由で、「悲鳴を上げてのけぞった」のです。

 逆に言うと、我々はもう二度と昭和29年の観客と同じようにゴジラ初登場のシーンで、悲鳴を上げてのけぞることはできないのです。

 だって、ゴジラがどんなものか知らない人なんて、いないですからね。
 ゴジラがどんなものか、みんな知ってますし、撮影方法も知らない人はいませんからね。

 かつて、1984年に再び「ゴジラ」が大人向けに作られるとなった時、星新一氏は報知新聞のインタビューで、こう言ってのけました。

 「二度目のストリップなんて、早く脱げとしか思わない。ゴジラが出るまで勿体ぶったり、有名な俳優が出たりするなら、私は見ない」

 補足に続きます。
 

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「ゴジラ」に関する誤解、その一「出現」、前編

 昭和29年の映画「ゴジラ」で、ゴジラが初登場したシーンで、観客が悲鳴を上げてのけぞった、という話を聞いたことのある人は、多いはずです。

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 私も最初に「ゴジラ」を見た時、「どんなに驚くんだろう?」とワクワクしながら見たのですが、今見ると、実になんでもないシーンで、なんでそんなに驚いたのか、さっぱりわからないんですよね。
 だから、私は長い間、「観客が悲鳴を上げてのけぞった」と言うのは「ゴジラ」という映画を神格化するために生まれたウソだったんだ、と思っていました。実際には、そんなことなかったんだ、と思っていました。

 しかし、今では実際に当時の観客は「ゴジラが初登場したシーンで、悲鳴を上げてのけぞった」と思っています。

 今回は、その話。なぜ、当時の観客は「ゴジラが初登場したシーンで、悲鳴を上げてのけぞった」のか?

 これを説明するのには、非常に手間がかかるのです。

 「なぜ、当時の観客は「ゴジラが初登場したシーンで、悲鳴を上げてのけぞった」のか?」を説明した文章を、私は今までに読んだことがありません。

 かろうじて、夏見正隆という作家が、何かの本の後書で、「ゴジラが徐々に現れるから、驚く」と書いていたのを覚えています。

 間違ってますね。

 「ゴジラ出現」のシーンは、こうなってます。

 半鐘を叩く男がいます。
 村人たちは「山の向こうに何かがいるぞーッ!!」と、一斉に「ワーッ!!」と山の向こうを目指して走っていきます。
 すると、山の向こうから、ゴジラが顔を出す。

 (映画を見直したら、少し間違ってたので修正しました。やはり、確認しないで書いたらまずいですね。反省)

 この時、村人たちが、山の向こう目指して走っていく理由がわからないと、当時の観客が「ゴジラが初登場したシーンで、悲鳴を上げてのけぞった」理由はわからないのです。

 その謎を解くヒントになったのはアルフレッド・ヒッチコックの「サイコ」です。

 

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 (以下の文章で「サイコ」のネタバレありです。「サイコ」は何の予備知識もないまま、見た方が良いので、「サイコ」を見たことがない人は、ここから先は読まない方が無難です。ただし、すでに予備知識のある人は読んでも構いません)

 アルフレッド・ヒッチコックの「サイコ」と言えば、ジャネット・リーが殺されるシャワーシーンが、有名ですよね。私も「どんなにショックを受けるのだろう」とワクワクしてました。
 しかし、実際見てみると、確かに撮影や編集に工夫されてるものの、さほどショックを受けなかったのです。

 最後まで見終わってみれば「サイコ」は名画だ、と思いますが、ジャネット・リーが殺されるシャワーシーンにショックは受けませんでした。

 その理由は、後で説明されてわかりました。当時は今と違って、映画専門誌などなかったのですね。だから、観客は映画館に行くまで、映画の内容を知ることはなかったのです。それで、客が入るのかと思う人もいるかも知れませんが、入ったのです。今のようにテレビという強力な対抗馬がありませんから。映画が娯楽の王者でした。

 それで、映画が始まると、ジャネット・リーが殺される場面までがえんえんと長いのですね。お金を持ち逃げした途中、頭取に目撃されたり、警官に呼び止められたりするわけです。そうしてる内に観客は「この人が主人公なんだ、逃げ切れるのかな?」と思い始めるわけです。そして、アンソニー・パーキンス演ずるノーマン・ベイツのモーテルに泊まり、ノーマンと話してる内に、帰ろうと決意する。それで、シャワーを浴びてると、いきなり包丁で切りつけられて惨殺されてしまうわけです。
 ジャネット・リーは当時、スターだったわけです。観客は撮影や編集の工夫に驚いただけではなく、「ジャネット・リーが主役だ」と思っていたら、「ジャネット・リーは被害者に過ぎなかった!」という事実にも驚かされたのです。

 ジャネット・リーが殺される場面までがえんえんと長いのはヒッチコックの計算です。観客に「ジャネット・リーが主役だ」と思わせるよう仕向けていたのです。それだけではなく、当時、ヒッチコックは映画の内容が公開前に漏れるのを防ぐために一般公開前の試写を一切禁止し、映画の公開が始まると「サイコ」を上映する全ての劇場で上映開始後の入場を禁止する、なんてことまでしたそうです。パラマウント社は、このヒッチコックの要請が守られているかどうかを調べるために私立探偵を各劇場へ派遣させることまでしたそうです。

 つまり、「サイコ」を楽しむには、事前に映画の内容を知らない方が良いわけです。「ジャネット・リーが殺されるシャワーシーンに衝撃を受ける」なんて聞いてから見ると、それまでがえんえんと長い変な映画になってしまうわけです。

 これが、一つのヒントになりました。

 二つめのヒントになったのは、吉村昭の「羆嵐」です。

 

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 後編に続きます。

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実写版「ジャイアント・ロボ」は面白い!

実写版「ジャイアント・ロボ」が面白いなんて話は、今更、私が改めて語る必要もないことですが、やっぱり面白いよ!!

 

ジャイアントロボ Vol.1 DVD ジャイアントロボ Vol.1

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 「ジャイアント・ロボ」は昭和42年の10月から全26話が放送されました。全26話という長さが丁度良いせいか、私が子供の頃、夏休みになると何度も再放送されて、毎回欠かさず見た記憶があります。しかし、時を経ると、やはり忘れてしまうのですね。

 それまでの「ジャイアント・ロボ」の記憶を思い出すものと言えば、休刊した雑誌「宇宙船」Vol4の特集記事だけでした。

 (特撮専門誌「宇宙船」は2008年4月1日、奇跡の復刊を遂げました)

 それで、近所に大手のレンタルビデオ店が新店舗を開いたので、品揃えを見に行ったら「ジャイアント・ロボ」のDVDが置いてあったのです。「まあ、久々に見ても良いか」という気分で見たのですが、ついつい面白さに引かれて、通いつめて全話見通してしまいました。
 時代的なお粗末さがあるのは否めないものの、予算かけて大規模な特撮を行っていることも、忘れていたことの一つでした。「SOSジャイアント・ロボ」なんて話では、格納庫に倒れているロボの頭部を4分の1ほどですが、ちゃんと作っているのですよ。今では作らずに済ましますね(笑)。そんな時間も予算もないから。

 「ジャイアント・ロボ」のベストエピソードを選ぶとなると、誰もが「宇宙妖怪博士ゲルマ」を上げるでしょう。(前に、「妖怪博士ゲルマ」と書きましたが、勘弁してください)ジャイアント・ロボが敵に奪われてしまう話で、原作者の横山光輝氏が言った「鉄人28号が時々、敵に奪われるから面白い」を地で行った話です。短い間に二転三転するのも面白い。

 大作のもとに誕生日のプレゼントとして人造人間の模型が届きます。大作が組み立てると、人造人間の模型は大作そっくりに変身して、ジャイアント・ロボの腕時計型操縦機を奪ってしまいます。人造人間の模型を作っているメーカーが存在しないことに不安を感じたユニコーンの東局長がメンバーとともに駆けつけると、大作の偽物は操縦機を証拠に本物だと主張しますが、東局長は偽物と見破ります。(本物の大作には長く操縦機をつけていた跡があったからです。やるなあ(笑))
 そこへ現れたゲルマは、偽物の大作を連れ去ります。ゲルマはジャイアント・ロボを呼ぶよう命令を出しますが、ロボは現れません。東局長が悪用されないよう、ロボの電子頭脳を停止させたからです。(やるなあ(笑)!)それだけではありません。ゲルマが置いて行った人造人間の模型に使われていた接着剤から、偽の大作を溶かす溶解液が作れないかと考え、科学班に研究を命じます。(やるなあ(笑)!!)
 一方、ゲルマはロボの電子頭脳のスイッチを入れさせるため、幼稚園バスを誘拐します。(最近はないけど、私がガキの頃、特撮物の悪の組織の作戦と言えば、幼稚園バスジャックでした。しかし、その幼稚園バスジャック第一号はひょっとして、これでは?)

 東局長は「どうしても2時間かかる!!」と訴えて、時間を引き延ばします。(やるなあ(笑)!!!)しかし、2時間たっても溶解液は完成せず、無情にもジャイアント・ロボは飛び去ってしまいます。
 そして再び現れた時、ロボは悪の手先となっていました。暴れるロボに涙ながらに「やめろ!」と訴える大作。動きを鈍らせるロボに、「先に大作をやっつけろ!」と命じるゲルマ。ロボが持ち上げた車を投げたのはBF団の方でした。
 そこへ溶解液を完成させた科学班が駆けつけて、偽の大作を溶解液で一気に溶かしてしまいます。
 操縦機を取り戻した大作は、ジャイアント・ロボでゲルマを倒します。

 この話は、感動の最終回の伏線にもなっています。他にも、大作とジャイアント・ロボの友情を伝えるエピソードが断片的にですが、他の話にもちりばめられているのですね。

 さて、他に印象的な話となると、「殺人兵器カラミティ」です。前述した通り、私の記憶は薄れて、「ジャイアント・ロボ」の記憶を思い出すものと言えば、休刊した雑誌「宇宙船」Vol4の特集記事だけとなっていました。そのため、「殺人兵器カラミティ」は謎の話となっていました。「宇宙船」では、メルカ共和国に作られたジャイアント・ロボのコピーロボットが登場する話となっています。そんなジャイアント・ロボの偽物が登場するような印象的な話を、なぜ忘れてしまったのか、私にもわかりませんでした。
 そこで、「宇宙船」に載っていた記事から推測した筋は、「メルカ共和国の馬鹿な王様が、勝手にロボのコピーを作ったが、BF団に奪われた」と言う話でした。

 ところが実際に見てみたらビックリ!!

 メルカ共和国の大統領がこんなことを言い出すんですよ。

 「わがメルカ共和国はいつもあらゆることで世界一だ。しかしジャイアント・ロボが現れてから、ロボットのことは日本が世界一となってしまった。これはわが国民にとって我慢できないんだよ。日本のジャイアント・ロボに負けないロボットをメルカにも、国民はそう望んでいる」

 東局長はジャイアント・ロボは日本に一台あるから世界の平和が守られてるのですと拒むのですが、日本政府の高官から政治的な圧力がかかるんです。

 「しかしメルカ共和国のロボット製作も、つまるところは平和のためなんだ。それにメルカ共和国はわが国にとっても最大の友好国なんだ。その頼みをむげに断ることはできん」

 そう! メルカ共和国の正体とは、アメリカ合衆国だったのです!!

 凄いなあ、「ジャイアント・ロボ」!!

 実際に日本にジャイアント・ロボがあったら、アメリカがこういうことを言ってきそうです。

 この「殺人兵器カラミティ」が私の記憶に残らなかった理由は、見てみたら、すぐにわかりました。メルカ共和国に作られたカラミティは正常に作動してるのに、一歩も動かないのです。そのため、地味な話として、子供だった私の記憶には残らなかったのでしょうね。カラミティが動かない理由は、最後まで説明されませんが、大作少年の意に反して作られたジャイアント・ロボのコピー、カラミティは自主的に命令を聞かなかったのかもしれません。そんな想像もできます。
 
 カラミティは自動反射装置を備え、あらゆる攻撃を自動的に反射します。(原理不明、時代的なお粗末の一つですね(笑)。まあ、勘弁しましょう)レーザーを反射されてジャイアント・ロボは目を破壊され、ピンチになりますが、スパーキィを投げつけてカラミティを破壊します。

 「その目を直してあげるからね」とジャイアント・ロボに語りかける大作でエンド。

 これも、ジャイアント・ロボと大作の友情のエピソードの一つですね。

 まあ、ともかく「ジャイアント・ロボ」は面白いよ!! 
 

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「仮面ライダーX」の失敗

 「仮面ライダーX」は「仮面ライダーV3」に続く、「仮面ライダー」シリーズ三作目、五人目の仮面ライダーです。

 

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 「仮面ライダーX」は「仮面ライダーV3」の後で、人気が下がってしまったのです。
 ある程度、人気が頂点を極めた「仮面ライダーV3」の後を継いだため人気が下がるのも当然と思われているせいか、その理由については、あまり検討されていないようです。
 少なくとも私は読んだことがありません。
 
 私は、長坂秀佳氏の計算違いが原因で「仮面ライダーX」の人気が下がってしまったと思ってます。

 方々で自身が語ってる話ですが長坂秀佳氏には、「子供番組をやる時は少し難しいものをやる」というポリシーがあります。

 なぜかと言うと、子供のころ、アニメの「鉄腕アトム」を見ていたからです。
 「鉄腕アトム」の内容は、子供向けの割に難しかったのですね。
 なんで「鉄腕アトム」の内容は難しかったのかというと、早々とアニメ化する原作が枯渇したため、手塚治虫氏が自分の人脈を利用して脚本家を集めたのですね。そしたら、小松左京とかSF畑の人たちが集まっちゃった。その中には豊田有恒とかがいました。普段、大人向けのSFを書いてる人たちだから、自然に内容は大人向けに傾いてしまったのですね。

 長坂氏は、「鉄腕アトム」の子供向けとはいえ、手を抜かない内容の難しさに心酔して、「子供番組をやる時は少し難しいものをやる」というポリシーを持つようになったのです。

 それを応用して成功したのが、「人造人間キカイダー」ですね。

 「人造人間キカイダー」が「八時だよ! 全員集合」に対抗して、午後八時代に放送されたのも、成功した要因の一つだと思います。午後八時代という時間帯が、子供番組にしては少し難しい内容とマッチしたのでしょう。

 ところが、「仮面ライダーX」では、「子供番組をやる時は少し難しいものをやる」が失敗してしまったのです。
 多分、視聴者層を読み違えてしまったのです。最初は、小学校2~3年生ぐらいを対象に、5~6年生向けのものを書いたのでしょう。

 まず、敵GODの目的は「世界征服」ではありません。二つの超大国が陰で手を結び、高度成長をする日本経済を破壊するのが目的です。この二つの超大国というのは、はっきり説明してませんが、米ソのことです。当時、米ソの冷戦が続いてる中で、陰で手を結んで日本をつぶそうとしているのです。
 これが小学校2~3年生だと理解できる。ところが「仮面ライダー」を見ていたのは、小学校2~3年生ではなく、それより下の幼稚園児か、小学校1年生だったのですね。そうなると、これがわからない。
 小学校2~3年生だと、「難しいことやってるなあ」とわかるはずですが、幼稚園児か、小学校1年生だと、なんのことやら、さっぱりわからないわけです。 

 次にGOD怪人のモチーフは、ギリシャ神話から取っています。ギリシャ神話は、日本では大人でもわかりません。イカロスやアキレス、ヒュードラーならどうにかわかるでしょう。しかし、アトラス、ネプチューン、パン(パニック)等となると大人でも首をかしげるのでは? これが小学校2~3年生なら自分で調べて、みんなに自慢したりできるでしょうが(笑)、幼稚園児か、小学校1年生では、完全にお手上げです。

 更に「仮面ライダーX」には、もう一つ仕掛けがありました。仮面ライダーXに変身する神敬介は恋人の涼子に裏切られ、重傷を負わされ仮面ライダーXに改造される、という設定です。涼子はなぜ裏切ったのか? そこに涼子に瓜二つの女性、霧子が現れ、敬介を助ける。はたして、この二人は同一人物か?
 女の子に興味を持ち始めた小学校2~3年生なら、この仕掛けが生きて、興味を持たれることになったのでしょうが、相手が幼稚園児か、小学校1年生では、これがさっぱりわからんのですよ(笑)。

 つまり「少し難しいもの」をやるつもりが、「ものすごい難しいもの」をやってしまったのですね。
 そのため、人気が下がってしまった。
 
 人気が下がってしまった「仮面ライダーX」は早々と路線変更をします。
 人気キャラ、立花藤兵衛を復帰させ、涼子と霧子の設定は消えてしまいます。
 GOD怪人のモチーフもギリシャ神話から、悪人 + 動物 に変わります。
 ギリシャ神話デザインのGOD怪人は、決して悪いものではないのですが。
 (悪人 + 動物 のGOD怪人も悪くはないのですが……(笑))

 もし当初の設定を貫き通した「仮面ライダーX」が作られていたら、どんなストーリーになっていたか?

 そう想像しないではいられません。 

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